プロフィール
初めまして!ホンダ(本田博康)と申します。このページでは私の自己紹介をさせていただいてます。
最初は環境分析屋
大学時代,アウトドア系サークルでの活動を通して「環境」に興味を持ち,卒業後地元にUターンして環境調査系の企業に就職。
管理業務や営業を経てISO事務局へ
しばらく大気汚染や水質汚濁,土壌汚染などの化学分析をやっていましたが,ある日突然「玉突き事故的に」異動し(この会社ではよくあります)本社の管理部門へ。分析部門の管理業務や営業を経て数年後に現場に戻ったはいいが,待っていた仕事は化学分析ではなくISO14001の認証取得・運用事務局。
仕事柄そこそこ公害問題や環境保全について詳しくなっていましたが,ISO14001の「公害対策のように一律の基準を守らせるのではなく,地球環境を守るためにそれぞれの企業が自分で自社の持つ環境負荷を管理する」という考え方に感銘を受け,それなりに気合を入れて環境マネジメントシステムの構築と認証取得に取り組む。
構築は難航そして師との出会い
とはいってもこの時はまだISO14001が発行前で,情報に乏しく 有料セミナー(DIS(ドラフト版)に基づく講義でした)もいくつか受講しましたが,「マネジメントシステム」という概念がなかなか理解できず作業は進みませんでした。
そんなとき経営コンサルタントの紹介でISOの第1の師であるTNS環境経済研究所の楢﨑建志氏(故人)と出会うこととなりました。日本人初の「英国IEMA認定プリンシパル環境監査員」である楢﨑氏の「マネジメントシステム規格の本場」英国仕込みの教えに「目からウロコ」が「ポロポロ零れ落ちる」状態になりました。その結果「ISOマネジメントシステムの真の意図(※1)」を徐々に理解し始めました。
※1この頃はまだ日本には「マネジメントシステム」を真に理解している人や理解していたとしてもそれを「正しく伝えられる人」が少なかったように思います。
形骸化したISOを目撃しショックを受ける
その後,新規事業として起ち上げられたISOコンサルタント部門へ移動し師の教えを元にISO14001やISO9001のコンサルタント業務に従事。
思えばコンサルタントの時が一番楽しかったし充実していました(苦労も多かったですが)。
その後,楢﨑氏が「中小企業にISOマネジメントシステムを普及させるため」設立した審査会社「(株)新日本認証サービス」の登録審査員となりISO14001やISO9001の審査を行うも,世の中の「形骸化したISO(※2)」を多数目撃しショックを受けることに。
※2いわゆる「会社本来の仕組みとは別に構築された認証用のマネジメントシステム」。そういった会社は本当はやりたくないのに認証のため無理やり運用しているケースがほとんど。
その後,古巣の分析部門に呼び戻され試験所認定の国際規格であるISO/IEC17025の認定取得の担当になったり(この時第2の師であるJCLA(日本化学試験所認定機構)の平賀要一氏(故人)と出会う(※3)),東日本大震災で被災したり,全社QMSの担当者になったりを経て無事定年退職。
※3私が出会った中でダントツに厳しい審査員で,「マネジメントシステムとは何か」を叩き込まれました。怒鳴る審査員は後にも先にもこの人だけでしたが,私が最も信頼する審査員です。
「正しいISO」を伝えたい
定年後も定年延長制度で会社に残ることもできたのですが,二人の師の教えを広め世の中に「正しいISO」を普及させたいとの思いもあり退職し(会社がイヤになったこともありますけど(苦笑))フリーになることを選択。
現在は,これまたいろいろあってISO研修機関の契約講師やコンサルタントの傍ら当ブログを執筆し,日々「正しいISO」の普及啓発を行っています。
とまあこんな具合で現在に至ってます。最後までお読みいただきありがとうございました。